いらないものを処分する

粗大ごみ

部屋の中を見渡せばNHKの受信料を払いたくないから処分しようと考え中のテレビ、ハードディスクが壊れていてもう動かないおじいさんのパソコン、引き出しの底が抜けてしまい使い物にならなくなったタンスなどが所狭しと並んでおり、そのまま粗大ゴミと化した不用品を処分しないままで放置し続けているとやがてはゴミ屋敷と近所で噂される一軒家になるか、誰にも気付かれないゴミマンションとなり、不衛生な環境での生活を送ることを余儀なくされてしまいます。
そうなる前に、もう手遅れと町内の主婦達に囁かれる前に打開策をみつけて片付けを進めていかないと不潔な寝室で毎晩就寝するしかないので、快適な睡眠を追及しているスイマーなら例え一晩でも我慢できないでしょう。
でも実際に粗大ゴミなどの処分しづらい不用品はどうやって片付ければいいのか、この回答はそれまでゴミ屋敷を清掃したことのある人や特殊清掃系の専門業者、引越しを幾度も繰り返してきた猛者でなければ知りえない情報でもあります。

処分方法

使える可能性が残っている、完全には壊れていない物なら知り合いに譲って大切に使ってもらう案が一番環境に優しいアイデアになりますし、友達が1人もいないのならリサイクルショップに買い取ってもらうのもエコロジーといえます。 近頃ではなんでも欲しがる人がいるので、ネットオークションに出品してもいい値段で処分できるかもしれません。
でもコレは売れるだろう、と考えてリサイクルショップに持ち込んだりオークションに出品しても、壊れていなくて正常に使用可能でも売れにくいアイテムがあります。
他人の中古を使うのは気分的に嫌だな、と感じさせる物だとそれが高価な品であっても敬遠されがちで、具体的には寝具や下着類、炊飯器などになります。
壊れていて売り物にならない、誰も欲しがらないどこから見ても間違いなく粗大ゴミだ、と断言できる不用品の方が処分に困るでしょうが、役所に相談すれば処分場を紹介してもらえますし、持ち込むことさえ物理的に可能ならなんとかなるでしょう。
ですがちょっと持ち込める量ではないな、このサイズと重量の粗大ゴミを積み込める自動車を自分は所有していないし周りはみんなバイク乗りだから運送を手伝ってもらえないし、背負って運ぶには距離がありすぎる、そんなやっかいな状況に追い込まれた場合、4人に1人は諦めてしまいます。 無知であるから諦めてゴミ屋敷を受け入れる人生を選ぶのです。

不用品回収業者

では4人のうち3人はどうするのか、それは不用品回収業者に処分依頼します。
不用品回収業者なら家電リサイクル法の関係でそのまま処分できないエアコンや冷蔵庫も引き取ってくれますし、人力や原付バイク、軽自動車では運搬できない重量の粗大ゴミがあってもトラックで駆けつけてくれますので、たいていの依頼に対してはお客さんを大満足させてくれます。
役所と違い時間の融通が利くのも業者の強みで、ゴミを溜め込んでしまいゴミ屋敷の予備軍候補に推薦されかけているような人にとっては嬉しいポイントでしょう。 役所だと週末は対応していなかったり夕方遅い時間は時間切れになったり、時間に厳しい制限が設けられているのが半ば常識です。
でも不用品回収業者はお客さんありきの商売ですので、顧客のニーズに応えるべく週末だろうが平日だろうが、近隣住民の迷惑にさえならなければ24時間いつでも指定した時間にトラックとスタッフを派遣してくれます。
しかも荷物(粗大ゴミ)を荷台に積み込んでくれるのはスタッフにお任せできるので、お茶碗と箸より重たい物を持ち上げたことのないお嬢さんでも安心です。 学生時代はレスリング部で鍛えた身体をお持ちの男性でもタンスやテレビを運ぶ重労働は気が進まないでしょうし、全ての人が「これはなんて楽チンなんだろう」と絶賛するゴミ処理法なのです。
役所と比較するとやや割高になるのは否定できませんが、それでも運搬から処分まで一切を任せてしまえるので支払う金額には不満もないでしょう。