金額確認は大事
引っ越しやゴミ屋敷の大改造で発生する粗大ゴミの処分法としてはとっても頼もしい不用品回収業者ですが、中には悪徳な業者がいたり消費者側の理解が足りなくてトラブルが発生することもあるようです。
ですがなにも不用品回収業者だけに起こることではなく、取引をする機会があればどのような相手でもこうしたトラブル発生の可能性はありますし、不用品回収業者だけに問題が起こりやすいというわけではありません。
喫茶店のように決められたメニューから注文するわけでもなくケースバイケースで料金が違うこと、追加料金やオプション料金が発生しやすいこと、そしてなにより消費者側が不慣れであり事前に料金を把握していないケースが多いことが主な原因になるのではないでしょうか。
料金的にも優良と思われる業者でも支払い時にちょっとしたトラブルはたまに起こるようですし、これは不慣れな料金体系がゆえに起こってしまうのでしょう。
では費用に関するトラブルを未然に防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
やはり申し込みをする前に、作業を開始してもらう前にしっかりと料金の確認をすることが大事になります。
無料回収はあり得ない
中にはうまいこと言ってさも無料で全て回収するかのような口ぶりで説明をする業者も存在するようですが、一切合財を無条件で無料で引き受けてくれる不用品回収業者は日本中探してもどこにもあません。
買取価格と相殺して無料になることはあっても無価値の粗大ゴミをタダで引き取ってくれるだけではその業者が経営していけるわけもないので、冷静に考えれば誰でも分かることなのですが、目の前でそんなおいしい話をされるとついつい信じてしまう人もいますし、業者はそのつもりで説明していても都合よく解釈してしまい誤解したまま依頼をする人もいるようです。
無料回収はありえない、これを頭に叩き込んでから話を聞かないと誤解したまま話を進めてトラブルの原因になりますので注意しましょう。
たまに無料回収と宣伝しながら巡回するトラックを目撃することがありますが、あれも最終的には支払いを要求されるパターンが多いので注意しなければなりません。
実際に不用品を回収してもらうと作業後に「全て無料で回収するわけではない」と言われて費用を請求されるトラブルが多発しています。
無料だと思わせるトークで安心させておいて後から金銭を要求する悪徳業者なので、そんなトラックが走っていても騙されないよう気をつけましょう。
もしもの時は110番
電話帳やインターネットで検索して業者を探して問い合わせをした結果、あまりお勧め出来ませんが現物をみて見積もりを出してもらう流れになることがあります。
ですが予想以上に高額の見積もりを出されたけれど上手に断れなく渋々同意してしまい後で週刊誌を読みながら後悔するケースもあります。
わざわざ出向いたんだからと高圧的な態度で契約を迫ってくる強引な業者もいますが、金額に不満があるのならしっかり断るべきでしょう。
もっと悪質になると作業を終えてから見積もり以上の金額を請求してくることもありますが、もちろん素直に支払う必要はありません。
商売としてはまったくお話にならないことで、消費者センターに通報するレベルのトラブルなので遠慮なくその旨伝え、それでも支払えと脅してくるようなら警察へ通報しても構わないでしょう。
どんなに大声で脅してくる相手でもよっぽど暴力を振るわれる危険はないでしょうが、身の危険を感じたら早めに１１０番にＳＯＳを求めて安全を確保すべきです。
トラブルに巻き込まれないためにも「無料での回収はありえない」「見積もり金額を提示してもらってから作業を開始」この点を念頭において話を進めていきましょう。